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「閲後焼却」これより先の内容は、王座に関わり、命運に直結する。
12/11/2025

ランカスター家に忠誠を誓う諸卿へ:
我らは一四六一年のタウトンを忘れてはいない。
あの吹雪は、イングランドの大地における未曾有の屠殺を覆い隠した。コック川を流れたのは氷水ではなく、二万の同胞の温かな血潮であった。
我らはその苦痛から重い教訓を得た。北境の湿冷な泥濘の荒野において、旧式の方陣が機動を失い、民兵の劣質な刃が巻いたとき、反乱軍の重騎兵の突撃を前に、歩兵線がいかに脆弱であるかを。
あの悲劇を二度と繰り返さぬために、そしていつの日か王座に赤の薔薇の旗を掲げるために、戦時評議会は全面的な軍備刷新を承認した。
本日をもって、「赤薔薇槍衛兵」を正式に配備する。
 

一、兵装台帳

 
この利器をしかと見よ。領地の農夫が麦を刈る鎌と混同するな。
ここ数か月、我らは巨費を投じ、アペニン半島よりミラノ工法の傑作を取り寄せた。
従来の本土製の鉤鎌とは異なり、イタリアの意匠は極めて精緻にして苛烈である。
  • 穂先:十分に鋭く、乱戦で板金鎧の隙を穿つ。
  • 鎌刃:巨大にして重く、軽兜をも割るに足る。
  • 返し鉤:これこそ最も効率的かつ残酷な設計――馬の脚を刈り、騎士を引き倒す。高所にあぐらをかく敵を泥へ引きずり落とすためにこそ在る。
とりわけ北境の城塞に連なる狭隘な路地において、この鉤鎌は侵入者すべての悪夢となる。

二、装備特性

 
深紅のサーコートに鎖帷子を内に、外装は“いばら”に覆われた重鋼鎧――この衛兵が生まれた意義は、赤薔薇を守る茨となることにある。
 
  • 「鉄の茨」 馬止め姿勢の間、赤薔薇槍衛兵の鉄刃甲は被ダメージを軽減し、近接攻撃を受けた敵に出血を付与する。
  • 「血の薔薇」 出血状態の敵にダメージを与えると、赤薔薇槍衛兵は自身の体力を回復する。
  • 「鉤鎌刃」 馬止め状態でない間は機敏に転回できる。騎兵にダメージを与えると、その移動速度を低下させる。

三、戦術指令

 
諜報によれば、反乱軍はいまだ重騎兵の突撃を迷信している。だが鉤鎌の刃は、ヨーク家に狩人と獲物の立場が逆転したことを思い知らせるだろう。
閣下、必ずや以下の指令を兵の一人ひとりに徹底せよ。
 
  • 指令一:「踏み止まる」
      赤薔薇槍衛兵に蹲踞を命じ「馬止め」状態へ移行。この間は旋回不能だが、高速で移動する敵に莫大なダメージを与える。
      再度命ずると「棘林」姿勢へ転換。自由に旋回できるが、高速敵へのダメージ効果は低下する。
     
  • 指令二:「いばら」
      被ダメージ軽減を獲得。現在の姿勢に応じて効果が変化する。
    • 立ち:次の攻撃を強化。
    • 馬止め:「鉄の茨」の騎兵への効果が倍加し、「驚馬」を付与可能。
    • 棘林:姿勢を解除せず、前方へ突き刺して範囲ダメージを与える。
 

四、集結号令

 
城壁の上、赤薔薇の旗は寒風に翻っている。
ミラノの貴重な軍備はすでに軍需庫へ到着した。これは家門最後の黄金にして、王座奪還の希望である。褒賞を惜しまず、兵を武装せよ。
勝利をランカスターに。
 
——戦時評議会 *戦時評議会謹告:諸般の軍備および記述は、最終的に前線戦場の実況を優先とする。